学校の宿題は勉強時間にカウントしない
前回、学校の宿題は誰のためでもない宿題だという話をしました。
なら、そんな宿題はやる必要がない?
いえいえ、そういうわけにはいきません。
だって、宿題の提出率は学校の成績表、ひいては高校入試の内申点に大きく影響しますから。
たとえ今の自分には必要ないと思っても、そこを無視するわけにもいきません。
では、どうするか?
ちょっと、学校の宿題との付き合い方を考えてみましょう。
まず、大前提。
学校の宿題を勉強時間にカウントしてはいけません。
あれは、勉強ではなく作業。
毎日お風呂に入ったり歯を磨いたりするのと同じです。
それが生きる目的ではないけど、生きていくためには必要なこと。
そう割り切ってしまいましょう。
元々役に立つとか立たないとか、そういうものではありません。
だから、学校の宿題をちゃんとやっているのに授業がわかるようにならないとか、
もう既に分かっているところを宿題に出されても勉強にならないとか、
そんなふうに考えること自体が無意味。
そもそも、そういうものではないのですから……。
自分の勉強に活用する工夫を
そして、そういうものであれば、宿題との付き合い方も考えなければなりません。
「宿題が(難しすぎて)全然終わらない」
「宿題が多すぎて、自分の勉強をする時間がない」
そんな生徒さんに、わたしは言います。
「だったら、答え写しちゃえば?」
何も知らない親御さんが聞けば、なんてことを言うのかと怒られそうですが、
消化試合としてただやるだけの宿題なら、答えを写してしまった方が余程マシです。
それで無駄な時間が減れば、そのぶん自分の勉強に時間を使えるのですから。
とはいえ、中学校の宿題は無駄だから答えを写せと言うのも、いささか乱暴な気もします。
だから、わたしはただ消化するだけの学校の宿題に、一工夫するアドバイスをするようにしています。
たとえば、ただ答えを見て写すのではなく、必ず問題を読んでから答えを写すようにする。
暗記教科では、これだけでだいぶ学習効果が変わります。
もし、既に覚えていて、自信があるのなら、
あえて提出期限ギリギリまでやらずに残しておいて、試験直前の確認シート的な使い方をしてみるのもありです。
無意味な漢字や英語の書き取りだって、先に仮名や和訳の方を書いておいて、確認テスト形式にするだけで、ただ漢字や英単語を写すだけよりも、記憶の定着は格段に上がります。
そんなふうに一工夫して、自分の勉強に組み込むことができれば、それは立派な勉強時間です。
いや、こんな宿題、どうやっても邪魔なだけだし……。
その場合は、別に罪悪感を感じる必要はありません。
作業時間と割り切って、適当に処理してしまいましょう。
最後に、この話は学校の宿題を適当に済ませてゲームの時間を作るためのものではありません。
あくまで、勉強の手段と目的を履き違えないように。
学校の宿題には、家でまったく勉強しない子に家庭学習の習慣づけをするという目的もありますからね。

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