どこで評価するのか?
学校の英作文のテストで高得点を取るコツって……。
それは、間違わないことです!
文法を間違えない。単語の綴りを間違えない。
そのためには、自信のない文法や単語は使わない。
でも、こういう英作文って、海外ではちっとも評価されないんですよね。
これは、わたしがオーストラリアに語学留学していた時の話。
先生は、わたしが書いた英作文を見て言いました。
「初心者クラスではないのだから、もっと難しい単語も積極的に使うように!」
「授業でやった高度な文法や表現も使うように!」
そして、言いました。
「まだまだ高いレベルの表現力が身についていませんね!」
場所が変われば評価も変わる
これが、英語学校での一般的な評価の仕方で……。
一番良いのは学習した内容を間違いなく使いこなすこと。
でも、次に良いのは完ぺきではないにしても一応学習した内容を使えること。
で、一番悪いのは学習した内容をまったく使えないこと。
そして、“答案の中で使われていない”=“使えない、覚えていない”と判断するわけです。
簡単に言ってしまえば、日本の採点方式は減点方式で、
欧米の採点方式は加点方式ということです。
これは授業中の発言についても同じで……。
たとえ発言のうち99%は間違っていたとしても、残り1%は評価されます。
でも、自信がないから、まだよくわからない部分があるからと発言しないと……。
評価は0点なんですよね。
だから、よくわからないことは話さないことを美徳とする日本人は過小評価され、
自己主張の強い欧米系の生徒は過大評価されることになるわけです。
どちらが良いか、悪いかではなくて……
単純に好みの問題
そして、目的の問題。
例えばですけど、これが英語学校の英作文ではなく、会社での契約書の作成場面だったらどうでしょう?
たとえ欧米であっても、評価はまた入れ替わるんじゃないかと。
結局のところ、大切なのは相手が何を求めているかで、
優劣なんて存在しない
実は、わたし、小学校の頃は“問題児”って言われていたんですよね。
通知表にはいつも“協調性のない子”って書かれていました。
でも、中学校では“自分の意見をはっきり言える生徒”になっていました。
これも、結局は好みの問題。
自分が(相手が)気に入りさえすれば、
それが“良いもの”ってことになる。
優劣も、良い悪いも、善悪も、
しょせんは主観に過ぎない。
ひどく曖昧なものだと思うのです。
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