高校入試で、偏差値は本当に必要?

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偏差値とは?

 偏差値……。

 高校入試、大学入試ではよく聞く言葉ですが、

 では、偏差値っていったいなんなんでしょう?

 むずかしい数学の話は横に置いといて、すごく雑な言い方をすると……。

 すご〜く簡単なテストでみんなが100点を取る中、一人だけ80点を取った場合と、

 すご〜くむずかしいテストでみんなが一桁台の点数を取る中、一人だけ30点を取った場合。

 80点と30点、どちらの点数が“良い点数”だったのでしょう?

 当然、これは30点の方が良い点数です。

 でも、事情を知らない親御さんが見たら、

「前回は80点だったのに、今回は50点も落としてる!」

 って、なるわけです。

 そんなあらぬ誤解を招かないように、平均点とか得点分布とかを踏まえて、問題の難易度に関係なく比較できるようにしたのが偏差値です。

 だから、「今回は平均点が低かったから偏差値が下がるのは仕方ない」

 そんな言い訳は通用しません。

 難しいテストでも簡単なテストでも、同じ基準で学力を評価できる。

 それが、偏差値です。

大学入試では大活躍! でも、高校入試では……?

 偏差値を使えば、違う予備校の難易度の異なる2つの模試の結果を比較できたりして大変便利です。

 入試問題の難易度の異なる2つの大学のレベルを比較するのにも、偏差値は大活躍です。

 問題が簡単とか、合格点が低いとか、

 それだけで、この大学は合格しやすい、とかにはなりませんからね。

 と、大学入試では大活躍の偏差値ですが……。

 これ、公立高校入試で必要でしょうか?

 一部の有名私立高校を受験する生徒さんを除けば、日本中のほとんどの中学生は公立高校を第一志望で受験します。

 そして、ほとんどの公立高校では、高校のレベルに関係なく同じ入試問題を使います。

 さらに、その公立高校入試を意識した公立中学校や地方の学習塾、予備校では、その地方の公立高校入試問題に傾向、難易度を似せた問題を使います。

 つまり、レベルも傾向も平均点も、ほとんど変わらない問題を全員が受けて、その結果で行く高校が決定されるわけです。

 だったら、初めから格好つけて“偏差値”なんて使わずに、

「どこそこ高校は学力テスト(模試)でなん点くらいあれば合格できる」と、

 点数で言われた方がわかりやすいと思うのです。

 60点取れれば合格と言われれば……。

 あと何点足りないとか、ここが正解してればとか、

 イメージしやすいですよね。

 でも、あと偏差値が2足りないとか言われても……。

 なんか漠然としてて、ピンとこないのではと思います。

 公立高校の入試問題は、傾向も難易度も平均点も毎年ほぼ同じですから、

 偏差値は上がってるのに合格点的には下がってる、なんてことはまず起きません。

 ふつうに、どこそこ高校は何点取れれば合格できる!

 それでいいと思うのです。

 公立高校入試の合格ラインは、偏差値ではなく合格点で判断するのがお勧めです。

※大手予備校が実施する全国模試と地元の塾の模試の結果を比較するとか、学校選択問題のある県の高校入試で、簡単バージョンの試験と難しいバージョンの試験の結果を比較するとかの場合、偏差値が有効になる場合もあります。
その辺は、臨機応変に使い分けるようにしてください。

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この記事を書いた人

Ryoko’s Atelier:学び・旅・物語の管理人
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