子供の頃、ブロックで遊ぶのが大好きでした。
もっとも、わたしが使っていたのは“レゴ”ではなく“ダイヤ・ブロック”でしたが……。
世界は原子という名の色々な形のブロックでできている。
……
生まれ変わりって、あなたは信じますか?
わたしの体の一部は、遠い昔には大空を舞う鳥だったのかもしれない。
わたしの体の一部は、遠い昔には南極の海の水だったのかもしれない。
そして、わたしの体の一部は、遠い未来には地ベタを這う虫けらなのかもしれない。
いや、もしかしたら、自動車の燃料かなにかになっているかも……。
灼熱の劫火に焼き尽くされ、そして空にとけていく。
……
別に宗教の話をしているわけではありません。
中学校の理科の話です。
この世界に存在するものはすべて、原子と呼ばれるとても小さなブロックの組み合わせでできています。
動物も鳥も植物も、それどころか自動車も家もコーヒーカップも……。
もちろん、わたしたち人間も、すべて原子の組み合わせでできています。
そして、遠い昔から原子は、この世界は、何一つ変わってはいないのです。
ただ、組み合わせが変わっているだけ。
小さな子供の頃から何となく感じていたような気がします。
世界の秘密……。
中学校で初めて習った原子・分子、質量保存の法則、化学反応式……。
「やっぱりなぁ」って、これが最初の感想でした。
今まで自分が漠然と感じてきたことは、これだったのか。
何だか世界の秘密の一端に触れるようで、
何かの魔法を教えられたようで、
今でもちょっとわくわくします。
ということで、「質量保存の法則」です。
化学変化の前後での物質の総量は変わらない。
密閉したフラスコの中で化学反応を起こさせて、反応前と反応後のフラスコの重さを比べてみる実験、やりましたよね。
結果:重さは変わらない。
そんなの当たり前。
何も変わってないのだから。
ただ、原子の組み合わせが変わっただけ。
あの密閉したフラスコって、実はわたしたちの住むこの世界を現したもの。
小宇宙だったんですね。

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