勉強は、脳の使い方を覚えるためのトレーニング

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脳を鍛えることに意味がある

 学校の勉強なんてやっても、将来役に立たない。

 それに対して、将来ではなく今役に立つんだよって話を前回しました。

 単純に高校入試で役に立つんだからって……。

 ただ、そうは言っても、せっかく苦労してがんばったことが、将来まったく役に立たないと考えるのも寂しいですし……。

 そこで、こう考えてはどうでしょう?

 興味のない知識を覚えることが目的ではなく、勉強することで脳を鍛えるのが目的なんだって。

 そう、いわゆる脳トレってやつです。

 つまり、腕立て伏せと一緒。

 腕立て伏せの動きを練習して意味があるのかって言われても、困りますよね。

 あれは、上手な腕立て伏せの動きを練習しているのではなくて、筋肉を鍛えるためにやっていることだから。

 そして、スポーツをする人にとっては、筋肉を鍛えることの大切さは周知の事実。

 それがサッカーでも野球でも、ダンスでも格闘技でも、

 筋トレ、基礎体力作りは必要ないっていう人は珍しいと思います。

 何をするにしても、一定の体力、筋力は必要ですから。

 そして、同じようなことが脳を使った仕事や勉強にも言えると思うんですよ。

 知らない知識、新しい考え方を理解し、

 無秩序に見える集まりの中に規則性を見つけ出し、

 粘り強く効率的に対処していく。

 そういうトレーニングを普段からしていない脳って、まるで運動不足の人みたいで、

 いざ新しいことを始めても、すぐに息切れしてしまって脳が思うように働かない。

 優秀なアスリートって、自分の身体の使い方をよく知っているから、別の競技に転向しても成功しやすいって言いますよね。

 脳の働きも同じだと思うのですよ。

勉強が仕事に変わるだけ

 学校で習う知識を将来使うかどうかなんて実は問題ではなくて、

 大切なのは脳の使い方を覚えることではないでしょうか?

 知識という駒を自分の脳の中で上手く動かして、盤面を整えていくこと。

 そのためには、効率的な暗記のテクニックや色々な視点に立った発想も必要かもしれません。

「こういうのは、関連づけて覚えると楽なんだよね」

「いっぺんに処理するのは大変だから、まずは覚えることを小さなグループに分けて……」

「丸暗記じゃ使えないんだよ。意味も理解しなくちゃ」

 まるで将棋の駒の動かし方や定跡でも覚えるように、上手な情報の扱い方を身につけていきます。

 こうして、様々な勉強という名の脳トレパズルをクリアした生徒さんが、優秀な高校、優秀な大学へと進学していくわけです。

 そして、就職時。

 会社の採用担当者はこう考えるわけです。

 これだけ面倒臭いパズル(学校の勉強)を効率よく解ける頭があるのなら、うちの会社の仕事も上手くやれそうだって。

 つまり、会社の人事担当者が学歴を重視するのって、知識の有用性ではなくて、

 ただ学校の勉強っていう一つの課題に対して、真面目に粘り強く、かつ柔軟な発想で取り組むことができる、

 そんな能力自体を評価するからじゃないかと思うのです。

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Ryoko’s Atelier:学び・旅・物語の管理人
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